泳ぎが速くなる為のトレーニング方法について!その考え方を紹介します!







速く泳げるようになりたい。でも、何をしたらいいのかわからない…

というのひとの為に、泳ぎが早くなる為のトレーニングとその考え方について解説したいと思います。

 

初心者のためというよりはむしろ、ある程度泳げるけど、もっと速く泳げるようになりたいがトレーニング時間がそこまでない!

というスイマー向けの内容となっております。

最後まで読んでいただければ幸いでございます。

 

速く泳ぐために必要なこととは何か?

 

まず、水泳がどのようなスポーツなのであるか、というところから確認していきましょう。

どのようなスポーツなのか理解しなければ、どこを重点的にきたえればいいのかということもわからないからです。

 

タイムを競うスポーツであるので、最初に思いつくのはより大きな推進力を持っていればより速く泳げる、ということではないでしょうか。

この仮定をもとに考えると、推進力に関わる筋肉があればあるほど速く泳げるということになります。

本当にそうでしょうか?

実は違います。

 

わかりやすく、オリンピック大会を例にとってみていきましょう。

推進力に関わる筋肉があればあるほど速く泳げるという理論からいくと、体格で劣っている日本人選手が水泳という種目でメダルを取ることは不可能であることになってしまいます。

ですが、水泳の様々な種目でメダリストが生まれています。

したがって、この仮定は間違っているのです。

 

では、速く泳ぐためにはどうすればいいのか。

 

日本のお家芸だともいわれている、平泳ぎについて調べてみると、その謎が解けます。

一昔前に騒がれていた、北島康介さんの「抵抗の少ない泳ぎ」が今の平泳ぎ界のトレンドとなっています。

これほど世界から注目を浴びているということからわかるとおり、この「抵抗の少ない」という部分が水泳では非常に重要なのです。

 

極端に言うと、実は水泳は「推進力を得るスポーツ」ではなく、「抵抗を以下に減らすか」を競うスポーツなのです。

 

速く泳ぐ為にいかにして水の抵抗を減らすかが重要

 

水泳が抵抗を減らすスポーツであるという考えに基づいて速く泳ぐにはどうすればよいかを考えてみましょう。

まず、一般的に流線形という形が、最も抵抗が少ない形だと言われています。

つまり、流れに対して平行な姿勢を保ちつつ泳ぐことができれば、流線形に近くなるので、いい姿勢であると言えます。

 

ただ、水泳をかじったことがある方ならわかると思いますが、水に浮くのはものすごく難しいんです。

けのびの姿勢を保ったまま浮いてみると、当然ですが足の方から先に沈んでいきます。

 

人間がなぜ浮くことができるのか考えてみると、肺という浮袋に空気をため込むことにより、浮けるのだと考えられます。

しかし、浮袋である肺の位置は、明らかに体の上のほうについています。

これが、足が沈んでしまう原因です。

 

もう一度試しに浮いてみると、確かに足は沈みますが、上半身は浮いてくれていることが分かります。

腰のあたりから沈んでいったはずです。

そこで、もし体が一本の棒であったならば、全身を浮かせることができると考えられないでしょうか。

 

全身を一本の棒のようにするには、体幹をきたえることが一番です。

全身を一本の棒のようにするにはバランスが重要なので、腹筋側と、背筋側をバランスよくきたえることが大切となってきます。

 

これで、早く泳ぐ為に水の抵抗を減らすことが重要、そしてその為には体幹を鍛えることが重要ということがわかりました。

 

速く泳ぐ為に水の抵抗を減らす方法について

 

水泳はもちろんですが、水の中で行われます。

水からの抵抗は、空気からの抵抗よりも極端に大きく、陸上での抵抗に対する感覚ではいけません。

 

すべての泳ぎに共通して言えることですが、泳ぐ際に、手を回転運動させることによって、常に水をかき、推進力を得ています。

回転運動させる際に、空気中から水中に手を戻すタイミングがありますが、そこが姿勢による抵抗の次に、抵抗が生まれる場所です。

 

ここの抵抗を減らすのはとても難しいです。

なぜなら、入水する際の手の位置を自分は見ることができないからです。

視界の範囲外にある事象を自分の思い通りにすることはだれにとっても難しいことです。

 

これを克服するにはどうすればいいか。

水泳のコーチに見てもらいながら泳ぎのフォームを直しつつ、時間をかけて体で覚えていく。

この方法は現実的なようで、一番非現実的です。

というのも、いくら水の抵抗を減らすことが大事であるからと言って、それは全力で泳ぎ切るだけの体力が備わっていることが前提だからです。

技術の練習に時間をかければかけるほど、水の抵抗による影響は少なくなるかもしれませんが、前提となる水泳力(体力)をつけることの方がおろそかになってしまいます。

 

ではどうすればいいか。

 

思った通りの場所に手を持っていく技術が必要であれば、泳いでいる(水泳力を鍛えている)以外の時間で、自分の体を思い通りに動かせるようになる為の練習をすればいいのです。

自分の思い通りに体を動かす練習は、どんな方法でも構いません。

道路の白線の上をまっすぐに歩くなどくだらないことでも構いません。

少しずつですが、体の感覚とやっていることが一致するようになるはずです。

 

タレントの武井壮さんがいっていることですが、自分の体を自分のイメージ通りに動かすということは想像以上に難しいことなのです。

意識して練習してみて下さい。

 

まとめ

 

以上が、泳ぎが速くなるためにはどうすればいいのか、ということについて知っておくべきことです。

効率よく泳ぐという点においてはこれ以上重要なことはないと考えています。

水の抵抗を減らす為に体幹を鍛える事、自分の体を自分の思い通りに動かすことができるようになる事、この二つについて意識してトレーニングを行ってみて下さい。

次回は具体的なトレーニング方法についてもご紹介したいと思います。

追記:トレーニングに関する記事はこちらです

速く泳げるようになる為の筋トレ教えます!腹筋のトレーニング編!

2017年7月14日









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