こんにちは。ボードゲーム愛好歴20年のシグルンです。
今回ご紹介するのは危険な遺跡の中を探索してお宝を持ち帰る、インディ・ジョーンズの世界を表現したようなボードゲーム「アドベンチャラーズ:ホルスのピラミッド」です。
ゲームの世界観
”~エジプトの砂漠の奥深く、古代のピラミッドが新たに発見された。
入口近くの象形文字は、このピラミッドが鷹の頭を持つ神ホルスを祀るために建てられたことを告げているが、しかしそこにはまた、邪悪な神セトを崇める教団についても記されている。
8人の勇敢な冒険者たちが、ピラミッドの秘密と…その危険を探るべく準備を完了した!~”
「アドベンチャラーズ:ホルスのピラミッド」とはどんなゲーム?
各プレイヤーは、フィギュアとカードで表される冒険者8人のうち、1人を担当します。
使用する冒険者の状態によって変動するアクションポイントを消費して、ピラミッド内を歩き回り、お宝を手に入れたり危険な生物に襲われたりします。
ピラミッドは傷みがひどく、どんどん崩れていきますので、入口が塞がれる前に獲得できるだけを財宝を持ち出して脱出します。
- 遺跡探険/探索系のゲームがしたい
- 脳休めに運要素の高いゲームをしたい
- 理不尽な展開を笑いながら皆で楽しみたい
- 皆でワイワイ盛り上がれるゲームがしたい
という方におススメのゲームです。
このゲームのポイント
このゲームの特色はなんと言っても「落石」でしょう。
アドベンチャラーズ:ホルスのピラミッドは落石によって移動できるフィールドが段々となくなっていきます。
他のゲームにもラウンドが進む毎に浸水したり、病気が蔓延したりといった具合にじりじりと時間制限を表すシステムはありますが、このゲームでは落石を表す為に大きな立体コマを使用するので視認性が高く、自分の周囲の状況が一目で分かるのは良い点です。
自分がどのあたりにいて、どれだけ行動出来て、あとどれくらい落石に耐えられそうか、という予測とランダムに降ってくる落石との闘いになります。
ゲームの概要
『アドベンチャラーズ:ホルスのピラミッド』のゲーム目的や手順などを簡単に解説します。
ゲームの目的
ピラミッドの中を探索し、最も多くの宝物を持って生還するのが目的です。
コンポーネントと使い方
- 落石ブロック…ボード上で通行不能になった場所を示すブロック。
- 冒険者フィギュア…プレイヤーの分身。
- ミイラフィギュア…回廊を徘徊しプレイヤーを攻撃。
- ダイス…5色各1個ずつ。色は神像の”呪い”に関わる。
- 冒険者カード…各冒険者の特殊能力が書かれたカード。
- 早見表カード…冒険者カードと組み合わせて使用。
- 探索カード…冒険者がいるエリアによって使用デッキが変わる。
- 神殿カード…各神像が祀られてある祠に置かれた高得点カード。
- 人型棺カード…財宝カード。
- ミイラカード…ミイラと接触時に引く負傷カード。
- 落石ブロックカード…落石を回避した場合に受け取り、負傷したことを示すカード。
ゲームの準備
- プレイエリア中央にゲームボードを置き、ボードの絵に合わせて周囲に神像カードを表向きに、他のカードを裏向きに置く。
- ミイラフィギュアを外廊の指定位置に配置。
- スタートプレイヤーから時計回りに使用する冒険者を決めて、冒険者カードを表向きにして自分の場に置き、冒険者フィギュアをプラミッドの出入口のスペース1箇所を選んでおく。
- 早見表カードを受け取り、冒険者カードの下に早見表の1段目の列だけが見えるように重ねて置く。
ゲームの進め方
1~2までは全員同時に進め、3以降はスタートプレイヤーから時計回り順に手番を実行、4~5はスタートプレイヤーが処理します。
1.負傷/荷物レベルを調整
各プレイヤーは自分が獲得したカード類の合計値から”負傷/荷物レベル”を決定します。(カードの枚数上限は12枚)
”負傷/荷物レベル”が高いほど、アクション回数が不利になります。
2.アクション回数の決定
ダイス5個を振り、現在の”負傷/荷物レベル”以上の出目が出ているダイスの個数がアクションの回数になります。
「冒険者カード」を上にずらしてアクション回数が分かるようにします。
3.アクションの実行
2で決定した回数分好きなアクションを行います。
- 移動
- 探索
- 人型棺を開ける
- 宝物を獲得する
- 祭壇の開錠
4.ミイラの移動
スタートプレイヤーはダイス5個を振り、4以上の出目が出たダイス1個に付き1スペース、全「ミイラフィギュア」が外廊の中を移動します。
5.落石ブロックの配置
「落石ブロック」をランダムに1つ選び、背面に書かれた数字を確認し、ゲームボードの同じ数字が書かれたマスに配置します。
落石があったスペースに冒険者がいた場合は空いている上下左右のマスに移動します。(アクション消費無し)
落石にあたった冒険者は、その後ゲームボード上にある「落石ブロックカード」を1枚取り、自分の前に置いて負傷したことを示します。
6.スタートプレイヤーが隣の人に移ります
まとめ
カードの種類が13種と多い為、セッティングは少し時間を取られますが、遊び方はシンプルです。
毎ラウンド落石が起こり、荷物をたくさん持つと行動回数が制限されていく中、どこまで欲張るか、どこで脱出を図るかの駆け引きがたまらないチキンレースです。
落石が運任せなので、ゲーム開始後間もなく入口が塞がれゲームオーバー…なんて「このゲームどうなってんだよ!」と叫びたくなるようなことも起こります。
そういった理不尽な展開を楽しめる方、肩の力を抜いてみんなで展開を楽しむゲームがしたい方におススメのボードゲームです。
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:10~60分
状況:絶版
コメントを残す