MVNOの格安SIMは大手携帯事業者のプランと比較すると月額利用料金が圧倒的に安い点に大きなメリットがあります。
MVNOによっては利用できる高速データ通信量は少ないものの、1,000円台前半で利用できるプランを取り扱っている事業者もあるほどです。
この記事では、業界最安水準で格安SIMを取り扱っているMVNOのプラン内容や料金体系について解説と比較を行っていきます。
データ通信専用SIMの業界最安水準は?各社のプランを比較!
データ通信専用SIMは音声通話機能やSMS機能がないSIMであり、格安SIMの中でも特に契約がしやすく利用料金も安い点に魅力があります。
メインのスマートフォンに差して利用するのには向きませんが、サブのスマートフォンやタブレットには十分利用できますし、特にモバイルルーターとの愛称は抜群なので2代目の端末やモバイルルーターを安く利用したい人におすすめです。
なおデータ通信専用SIMでは月額基本使用料が500円以下というMVNOも存在しており、その代表格がnuro mobile・ロケットモバイル・イオンモバイルの3社です。
各社のデータ通信専用のプランを比較すると次のようになります。
MVNO | nuro mobile | ロケットモバイル | イオンモバイル |
プラン名 | 0SIM | 神プラン | 1GBプラン |
月額基本使用料 | 0円~1,600円 | 298円 | 480円 |
高速データ通信量 | 500MB~5GB | なし(最大通信速度200kbps) | 1GB |
データ通信専用SIM、各社のプランを解説
nuro mobileの0SIMは一ヶ月あたりのデータ通信量が500MBまでであれば無料で利用できる画期的な格安SIMです。
500MBを超えた場合には100MBにつき100円の利用料金がかかり、2GBになると利用料金が1,600円になりここで打ち止めになり、以降で1,600円のまま5GBまで利用できます。
ロケットモバイルの神プランは高速データ通信量こそ無いもののデータ容量の制限無しで通信ができますし月額定額298円で通信ができます。
インターネットラジオなどを頻繁に利用する人に最適なプランと言えるでしょう。
イオンモバイルの1GBプランはこの中では最も利用料金が高額ですが定額で毎月1GBまで高速通信ができるので、外出が少ないライトユーザーにおすすめの格安SIMです。
SMS機能付きデータSIMの業界最安水準は?各社のプランを比較!
SMS機能付きデータSIMはデータ通信に加えてSMS認証ができる固有番号が付帯している格安SIMです。
音声通話はできませんが、SMS認証が必須なLINE等のアプリが利用できるためタブレットやサブのスマートフォン、子どもや年配者のスマートフォンに利用するのに最適な格安SIMと考えられます。
なおSMS機能付きデータSIMを業界最高水準で提供しているMVNOとしてはnuro mobile・楽天モバイル・LINEモバイルの3社が挙げられます。各社のプラン内容を確認していきましょう。
MVNO | nuro mobile | 楽天モバイル | LINEモバイル |
プラン名 | 0SIM | 050データSIMベーシックプラン | LINEフリープラン |
月額基本使用料 | 150円~1,750円 | 645円 | 620円 |
高速データ通信量 | 500MB~5GB | なし(最大通信速度200kbps) | 1GB |
SMS機能付きデータSIM、各社のプランを解説
nuro mobileの0SIMはデータ通信専用SIMと同内容で、SMSの付帯料金として月額150円を追加することで同内容のSIMを利用できます。
Wi-Fi環境下で過ごすことが多い人には最適なプランと言えるでしょう。
楽天モバイルは高速データ通信はできませんが、050から始まる電話番号が付与され、専用のIP電話アプリを利用して音声通話が利用できる点に大きな魅力があります。
音声通話機能は滅多に利用しないけれど万が一に備えて音声通話もできるようにしておきたい場合に便利なプランです。
年配者の方や子ども用のスマートフォンに便利なSIMと考えられます。
LINEモバイルのLINEフリープランはLINEアプリを利用したメッセージのやり取りや無料で高速データ通信量が消費されないカウントフリーの機能がある点に絶対的な優位性があります。
スマートフォンで主にLINEしかしないという人にはこれ以上ないほど有り難い格安SIMと言えるでしょう。
音声通話対応SIMの業界最安水準は?各社のプランを比較!
音声通話対応SIMは090や080から始める電話番号が付与されるSIMなので、データ通信に加えてSMSや音声通話が可能です。
MNP制度(ナンバーポータビリティ)を利用しての乗り換えにも対応しているのでメインのスマートフォンに利用するのに適したSIMだと言えます。
なお音声通話対応SIMの業界最安水準のプランを取り扱っているMVNOとしてはnuro mobile・ロケットモバイル・b-mobileの3社が挙げられます。
各社のプランを比較していきましょう。
MVNO | nuro mobile | ロケットモバイル | b-mobile |
プラン名 | 0SIM | 神プラン | 990 JUST FIT SIM |
月額基本使用料 | 700円~2,300円 | 948円 | 990円~7,240円 |
高速データ通信量 | 500MB~5GB | なし(最大通信速度200kbps) | 1GB~15GB |
音声通話対応SIM、各社のプランを解説
nuro mobileとロケットモバイルについてはデータ通信専用SIMのプランに月額700円の付帯料金を追加で支払うことで音声通話機能が利用可能となります。
まずはデータ通信専用SIMをお試しで契約してみて、自身にあっていると感じたのであれば音声通話対応SIMを契約してスマートフォンに利用することで低リスクでメインのスマートフォンの通信費を削減できます。
b-mobileのプランはドコモ回線に加えてソフトバンク回線が利用できる点に大きなメリットがあります。
SIMロック解除に対応していないソフトバンクのiPhoneを利用していて通信費を節約したいと考えている人には特におすすめです。
MVNOの格安SIMは音声通話対応SIMでも月額1,000円以下で利用できるプランが複数ありますし、データ通信専用SIMであれば月額500円以下で利用できるものも多数あります。
利用できる高速データ通信量は決して多くありませんが、上手に活用することで大きく通信費を削減できるので、賢く利用したいですね。
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