おススメのタイルプレイスメント型ボードゲーム10選







こんにちは。ボードゲーム愛好歴20年のシグルンです。

今回ご紹介するのは『おススメのタイルプレイスメント型ボードゲーム10選 1997年~2017年版』です。

厚紙で出来たタイルを場もしくはゲームボードに並べていくゲームで、見た目に分かり易いので初心者の入り口にも良く、ゲームによっては複雑な要素と絡み合う上級者向けまであります。

 

タイルプレイスメントというジャンル

タイルプレイスメントゲームとは、タイルに描かれた絵柄や数字、配置位置などから勝利点を得るタイプのゲームです。

ルールはシンプルなものが多く、自分の手のうちも相手の手のうちも見通せるので、次にどのタイルを取るか、もしくはどこに置くかなどの戦略とジレンマがせめぎ合うゲームです。

 

代表作は、古代ローマ時代の要塞都市をモチーフとし、タイルとコマを配置して道・教会・街を「完成」させて得点を得る『カルカソンヌ(2000年)』です。

現在も様々なエディションが発売され、世界大会が開催されています。

 

メトロ

2000年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート。

パリの地下鉄計画がテーマで、目的地が繋がるよう且つなるべく長く線路タイルを敷設していくゲームです。

タイルには天地があるので向き、方向が変えられないというルールと、線路の長さに勝利点が比例しているため他者との絡みも熱く、簡単ながらも悩ましいタイル配置ゲームです。

 

発売年:1997年
プレイ人数:2~6人
プレイ時間:30分

 

ファクトリーファン

2007年オランダ年間ゲーム賞ノミネート。

場に出たタイルを早取りし、自分の工場に材料から貯蔵庫までのラインを形成していくゲームです。

 

ある程度完成図を頭の中で描いておかないと、つい高得点の機械を取って無作為に配置してラインが完成しなくなってしまいます。

逆にきっちりレイアウト出来ると綺麗なラインが出来上がり、満足度が高いゲームです。

 

発売年:2006年
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:45分

 

グレンモア

プレイヤーは17世紀のスコットランドの一族の族長となり、農耕、牧畜に励み資源を集めて、ウイスキーを作っていきます。

場に出たタイルから任意で1枚取り、自分の場にいくつかの制限の元配置していきます。

置いたタイルと隣接するタイルに描かれた効果を発動させて、資源を獲得したり、売買したりして出来る事と勝利点を増やしていきます。

ルールが少し分かりにくいので慣れるまで何回か遊ぶ必要がありますが、慣れるととても面白いゲームです。

コンパクトな箱に納められた、重めで完成度の高いゲームです。

 

発売年:2010年
プレイ人数:2~5人
プレイ時間:45~70分
【拡大再生産】

 

ヴェルサイユ

建築士の棟梁となり、労働者を使ってヴェルサイユ宮殿を建築します。

各プレイヤーは労働者を各拠点に移動させて設計図や大理石、木材などを集めて内装タイルと交換し、建設現場にて内装タイルを置いて建設していきます。

国王の恩寵を受けると労働者をもっと雇えたり使い勝手が良くなりますが、恩寵を使うと国王は宮殿へと歩を進め、辿り着くとゲーム終了になるのでご利用は計画的に。

 

内装タイルによっては置き場が限定されているものもあり、他プレイヤーの置き方によっては折角作った内装タイルが配置出来なくなることもあります。

ルールは労働者コマを移動させて、スペースのアクションを実行するだけの簡単そうなゲームですが、どのタイルを取っていつ配置するかなどをしっかり計画しておかないと困ることが増えるゲーマーズゲームです。

 

発売年:2014年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:90分
【陣取り/エリアマジョリティ】

 

カルバ

2016年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート。

遺跡探索の為未開のジャングルへ探検者を進めるゲームです。

各自個人ボードと1~36までナンバリングされている道タイルを持ちます。

親が引いたタイルと同じナンバーのタイルを個人ボードに配置するか、タイルを捨ててコマを進めるかでゲームを進めていき、誰かが4つの探検家コマを遺跡に到着させたらゲーム終了です。

配置を取るか、移動を取るかが悩ましく、同じ順番で同じタイルを並べているはずなのに、皆それぞれ違ったジャングル内部になるのが面白いゲームです。

 

発売年:2015年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30~40分

 

テラフォーミング・マーズ

2017年ドイツ年間ゲーム大賞エキスパート部門ノミネート。

火星移住計画の為に他の企業と競いながら火星の環境整備を行います。

プロジェクトカードを実行して資源を生み出し、気温を上げたり緑地を増やしたりしながら人間が住める場所へと変えていきます。

プロジェクトカードを使ってコンボさせることも出来、様々な方法で勝利点を集められるので色々な戦略を練ることが出来るやりこみ要素があるゲームです。

 

発売年:2016年
プレイ人数:1~5人
プレイ時間:120分

 

クマ牧場

2017年オーストリアゲーム賞受賞。

プレイヤーは街に出来たクマ牧場の担当者となり、自分だけのクマ牧場を完成させることを目指します。

各自が持つ用地ボードに檻や道タイルを配置し、ゲームルールに従って数カ所に分かれているタイル置き場から次のボードやタイルを受け取り、ボードに隙間なく埋めていきます。

『パッチワーク』や『ガーデンズ』のようなパズル要素を含むゲームで、幅広い年齢層で楽しめるゲームです。

 

発売年:2017年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:30~45分
【パズル/アブストラクト】

 

キングドミノ

2017年ドイツ年間ゲーム大賞受賞。

5×5の自分の王国を作り得点を競うゲームです。

タイルはそれぞれ異なる地形を描いた2つの正方形を合わせた形をしており、”ドミノ”と呼ばれています。

このドミノが場の中央に価値順(手番順)に並んでいて、コマを置いて確保し、地形が連なるよう自分の王国に配置していきます。

土地の種類ごとに得点を計算し、一番得点の高いプレイヤーが勝利します。

短時間で遊べるため初心者やファミリーゲームにふさわしい、ジレンマとの闘いとなるゲームです。

 

発売年:2016年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:15~20分
【パズル/アブストラクト】

 

ヘヴン&エール

古い修道院の院長となり、修道院の庭で資源を育て、修道士に世話をさせて、高品質のビール造りを目指します。

日陰と日向の配置によって効果が変わり、修道士の位置も重要です。

いつ決算を行うかが鍵で、プレイ自体はすんなり覚えられますが、どのアクションをいつ取るか、どこにタイルを配置するかは高めの戦略と計画性があるリプレイ性の高いゲームです。

『ヘヴン&エール』修道院の長となり庭園造りに精を出すおススメボードゲーム

2018年1月21日

発売年:2017年
プレイ人数:2~4人
プレイ時間:60~90分

 

インディアンサマー

『コテージガーデン』に続く3部作ゲームの2作目で、秋の散策がテーマの美しい紅葉タイルを敷き詰めるゲームです。

各自の個人ボードにタイルを埋めていきますが、タイルには丸穴が開いています。

個人ボードに描かれたアイコンが覗くようにタイルを配置出来れば、ボードに描かれたアイコンチップを獲得し、特定の条件が揃うと動物タイルを上に重ねて穴を塞ぎます。

赤や黄色に色づいた落ち葉の中に動物タイルがあるのは見目和みます。

ゲーム的には『クマ牧場』より戦略が要求される中級者向けです。

 

発売年:2017年
プレイ人数:1~4人
プレイ時間:15~60分
【パズル/アブストラクト】

 

まとめ

 

いかがでしたか?

絶版も合わせ、古いものから2017年までの中からメジャー、マイナー問わず取り上げてみました。

遊びやすいのはゲーム大賞を取っている『キングドミノ』や『クマ牧場』で、初心者や家族で遊ぶのに最適です。

慣れてきたら是非『テラフォーミング・マーズ』で配置されたタイルからの戦略を楽しんでいただきたいです。










よろしければシェアお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です