1日は24時間しかありません。
そして、どんな人にも平等にその24時間が割り当てられています。
睡眠時間、移動時間、会社や学校にいる時間、食事の時間、入浴時間、プライベートな時間など、1日の時間を振り分けて使っているわけですが、具体的に自分がどのように時間を使っているのかを詳しく考えている人は少ないでしょう。
実は、1日の内「無駄にしている時間」は予想以上に多いものです。
「無駄にしている時間」が具体的にどのくらいあるのか理解し、その無駄な時間を有効活用できる方法を身につけることができれば、1日でこなせる物事の量が飛躍的に増えていきます。
- もっと時間があればいいのに
- 1日が終わるのって本当に早い
- 頑張っても頑張っても仕事が片付かない!
- もっと沢山やりたいことがあるのに!
といった気持ちになっている人は、自分が無駄にしている時間をしっかり把握し、その無駄な時間を有効活用するべきです。
この記事では、そんなあなたに向けて「無駄にしている時間の洗い出し」と「隙間時間の有効活用法」についてお話します。
時間を有効活用する為に!まずは日常で無駄にしている時間がどれだけあるか知ろう!
まず最初は、日常で無駄にしている時間がどれだけあるのか知るところから始めましょう。
無駄にしている時間を探す際は、「隙間時間」と「ながら時間」に注目します。
隙間時間とは
「隙間時間」とは、物事の合間にあるちょっとした時間のことです。
例えば、テレビを見ている時に合間で流れる「CMの時間」やお昼のランチを注文してテーブルに届くまでの「待ち時間」などが隙間時間にあたります。
この隙間時間は、1回あたり1分にも満たない場合もありますし、5〜10分くらいの場合もありますが、基本的にはわずかな時間です。
わずかな時間だから「ついSNSを見てしまう」とか「ぼーっとしてしまう」という使い方をしてしまいがちですよね。
1回あたりは5分程度かもしれませんが、これを10回重ねると50分にもなってしまいます。
「塵も積もれば山となる」と言いますが、まさにその通りです。
ながら時間とは
続いて「ながら時間」とは、何か物事をしている間に同時に取り組める時間のこと表しています。
例えば、電車で移動している時間、お風呂に入浴している時間などがながら時間です。
電車で移動しながら本を読むとか、湯船に浸かりながらアイディアを考えるといった使い方ができます。
ながら時間も、ついつい無駄に使ってしまいがちですが、この時間なら〜しながら他のことができるなと考えていれば、時間はうまく活用できるようになります。
このように考えてみると、日常で無駄にしている時間がいかに多いかわかっていただけると思います。
日常で無駄にしている時間の例
隙間時間やながら時間について考えて、日常にある無駄な時間を知ったところで、ここからはより具体的に数値化してみましょう。
あるサラリーマンを例に挙げて、日常で無駄にしている時間を数値化していきます。
あるサラリーマンの一日を以下に示します。
07:30 自宅を出る
08:30 会社に出社、仕事スタート
↓
12:00 お昼休み
↓
13:00 午後の仕事スタート
↓
17:00 仕事終わり、帰宅スタート
↓
18:00 帰宅
↓
19:00 晩御飯
20:00 入浴
20:30〜23:00 フリータイム
23:00〜 就寝
この中で無駄にしてしまっている時間は結構あります。
例としてざっと以下にまとめていきます。
- 自宅から会社までの移動時間 片道1時間で合計 2時間
- エレベーターを待っている時間、乗っている時間 数分
- 仕事などの移動時間(可能な場合) 20分
- 待ち合わせなどの待ち時間 10分
- 小休憩などのちょっとした隙間時間 10分
- お昼休みのちょっとした時間 20分
- トイレに入っている時間 10分
- 帰宅から晩ご飯までのちょっとした時間 30分
- テレビを視聴するのであればCMの時間(合計) 10分
- 入浴時、湯船に浸かっている時間 10分
- フリータイムの中から 1時間
積極的に隙間時間を有効活用しようとしたらこんな感じになります。
とにかく全ての隙間時間を上手く使えるように意識することが大切です。
これらを合計するとなんと約5時間もの時間が何かに充てることができる計算です。
もちろん、あくまで一例なので通勤時間がもっと短かったり、お昼休みは何もせず休みたいという場合があったりすると思うので、参考程度に考えてください。
こうして数値化してみると、予想以上に無駄にしてしまっている時間はあるものです。
あなたの日常を振り返って、どのくらい無駄にしている時間があるのか考えてみてください。
時間は限られていて、増やすことができないから有効に活用すべき
「時間を捻出する」とか「時間を生み出す」という言葉をよく耳にしますが、実際には時間を捻出することも生み出すこともできません。
どれだけ頑張っても、1日24時間という限度は変わらないのです。
しかし、自分が無駄にしている時間を知り、その無駄にしている時間を有効に使うことによって「活動に使う時間を増やす」ことはできます。
たとえば1日の内、これまで2時間を無駄に過ごしていたとします。
その2時間を有効活用できるようになれば、実質活動時間は2時間増えたような感覚になります。
いわば1日26時間になったも同然です。これが時間を最大限に活用する、有効活用するということなのです。
例え1日に1時間であっても、年間365時間ですから、かなりのものです。
1年間で365時間もあれば、何か新しい知識や技術を身につけることもできるし、副業でちょっとした旅行にいくお金を貯めることもできます。
考え方によっては、これから大きく人生を変えていくほどの力を持っているのです。
時間を増やすことはできませんが、実質活動時間は増やすことができます。
日々の無駄な時間を知り、その時間を有効活用できるようになれば、大きく人生を変えていくことができるのです。
無駄な時間を有効に使うためには!隙間時間を使う為の準備が必要!!
無駄な時間を有効に使うためには、隙間時間やながら時間を「この活動に使う」と計画しておくことが最も重要です。
隙間時間を使う計画や、準備なくして時間を有効に使えるようには絶対になりません。
例えば、無駄な時間の活用方法として「資格試験の勉強に充てる」と決めます。
ここできちんと時間の使い方を決めて、隙間時間でできる活動を用意をしておくことで、ほんの少しの隙間時間でも無駄なく活用できるようになります。
電車での移動時間であれば、資格試験のテキストを読んだり、過去問題が収録されたアプリで勉強したりするようにすることで、効率的に勉強する時間へと早変わりします。
その為には、テキストをいつでも取り出して読めるように常に手元に準備しておく、学習用のアプリをダウンロードしておくなどの隙間時間を有効に活用する為の準備が必要不可欠となります。
移動が車であれば、資格試験の音声CDを聞いているだけでも良いと思います。その為に学習用の音声をいつでも聞けるようにスマホに入れておくなどの下準備をしておくのです。
待合せ場所に早く着いてしまって、10分だけ時間があるという場合でも、その10分を無駄にせずテキストを読むことができます。
テレビを見ていてCMが始まった時に、その数分間で暗記ができる「暗記カード」のようなものを作成しておいて、活用するのも良いでしょう。
このように、資格試験の勉強に充てるということを例に考えれば、隙間時間を有効活用する為には
- いつでもテキストが読めるように常に手元にテキストを準備しておく
- 学習用のアプリなどをダウンロードしておく
- 学習する為の音声をいつでも聞けるようにスマホにダウンロードしておく
- すぐに学習に活用できる暗記カードのようなものを準備しておく
などの下準備をしっかりしておくことが大切です。
この下準備をしっかりすることによって、1日で資格試験の学習の為に使える時間は飛躍的に延びていくはずです。
上記は資格試験の勉強ということで例を挙げましたが、他の事であったとしても、ポイントはほんのわずかな時間でもすぐに行動に移せるようにしっかりと下準備をしておくということです。
下準備をしておくことによって、なんでもなかったちょっとした隙間時間がとても有意義な、意味のある時間へと大変身することになります。
このほんのわずかな時間の積み重ねで、新しい『有効な時間』を手に入れることができればとても素晴らしい事だと思いませんか?
それは隙間時間を情報収集の時間に変える為に『情報発信系のアプリをスマホにインストールする』、たったこれだけのことでもかまわないのです。
これだけでも何もせず、ボーっと無駄な時間を過ごすことに比べれば、立派な隙間時間の有効活用となります。
今すぐ、あなたにもできる隙間時間の有効活用について考えてみましょう。
まとめ
自分が無意識のうちに無駄にしてしまっている時間がどれくらいあるのか知り、その時間を有効活用する活動を用意しておくだけで、これからの人生に大きな変化が訪れます。
必要なことは、無駄にしている時間について知ること、隙間時間をどう使いたいかを決めること、隙間時間を有効活用する為の下準備を行うこと。
たったそれだけで良いのです。難しく考える必要は一切ありません。
特に今の時代はスマートフォンやタブレットなど、手元に常に持ち歩ける情報機器が多くあります。これらのアイテムを上手く活用することによって、さらに隙間時間の有効活用は加速させることができるでしょう。
そうすると、ずっとやりたかった英語の勉強ができるようになったり、仕事で必要な資格を取得してキャリアアップしたり、トレンドについて敏感なビジネスマンになれたり、可能性はいくらでもあります。
もちろん、趣味の時間として充てることで、より趣味を深く楽しんだりストレス発散したりしても良いでしょう。
1日24時間という限られた時間を有効活用する習慣は、必ず人生を変えるエネルギーとなりますので、この機会に是非チャレンジしてみて下さい。
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