今回は、筋トレの方法ではなく、それに付随する食事について、説明していきたいと思います。
「食事まで気を回さなきゃいけないの?めんどくさい。。。」
と、思う方もいると思いますが、これをしなければ絶対にダメ、みたいなルールは原則ありません。
むしろそれに気を配ることによって、トレーニング自体がおろそかになったり、精神的にきつくなったりしてはだめです。
追い込みすぎないようにしましょう!
筋トレと飲酒の相性は最悪です。
まずは、飲酒の影響から説明していきたいと思います。
お酒の主成分であるアルコール。
これが一体体のどこで分解されるのか知っていますか?
そう、肝臓です。
お酒が好きな方はよくご存じかとは思いますが、あの有名な肝臓でアルコールは分解されているのです。
では、お酒を飲まない未成年や、禁酒をしている人たちの肝臓は使われていないのでしょうか?
そんなことありません。
肝臓には、たんぱく質を合成するという大事な役割があるのです。
こちらの働きのほうが、アルコールを分解するというよりも、重要な働きです。
勘のいい方はもう気づいたかもしれませんが、たんぱく質の合成と、アルコールの分解は同時に行うことはできません。
体にとって比較的に毒である、アルコールの分解が優先的に行われます。
アルコールの分解については、量にもよりますが、大体12時間経てば大抵のアルコールは分解されるといわれています。
もし仮に、筋トレを行った日に飲酒をすることを考えてみましょう。
筋肉が合成されるプロセスは、
- 筋トレで筋肉が壊れる。
- たんぱく質を補給する。
- 寝ている間に、筋肉が壊れた場所が回復できるようにたんぱく質を合成する。
のように行われます。
飲酒をしたとすると、③のプロセスが、かなり遅れてやってくることになります。
筋肉が壊れたままにしておくわけにはいけませんから、体はどういう働きをするのかというと、周りの部分から補うようにして、形の上では再生したようになります。
ただし、周りの筋肉から栄養を分けてもらってくるので、筋肉が太く成長することはなく、むしろ細くなることさえあります。
筋トレを行ったのにもかかわらず、筋肉が成長しなくなってしまい、その日の筋トレが意味をなさなくなってしまうのです。
以上のことから筋トレをした日の飲酒は避けるべきでしょう。
さらに、飲酒で怖いのはアルコールだけではありません。
ビールにしろカクテルにしろ、アルコールのほかの成分はほぼ糖分です。
何か食べてから飲酒ということは少ないでしょうから、勢いよく糖分が吸収されていきます。
たいていの場合、糖分過多になるのがお酒の席ですので中性脂肪がたまることになり、せっかく作ったいいカラダが脂肪に覆われることになってしまいます。
このような点からも、飲酒は控えるべきだと言えます。
たんぱく質を摂取しましょう!
次は、ぜひとってほしい栄養分、たんぱく質です。
様々なプロテインが出てきている近年は、筋トレしたらたんぱく質をたくさん摂取しなければならない、プロテイン飲まなければ筋肉がつかない。
そのように考えている人が少なからずいます。
ですが、スポーツやボディビルをのために筋トレをしているわけではない限りは、プロテインは必要ないと考えてます。
というのも、プロテインにはたんぱく質だけでなく、味をつけるために糖分や、脂質も多く含まれていて、カロリー消費がそれほど多くない一般の人たちが飲むと、太る原因になることもあるからです。
それよりも、普段の食事でたんぱく質を少し多めにとることを考えたほうが効率よく筋肉をつけられると考えます。
さて、ではたんぱく質が多く入っている食品を列挙していきましょう。
たんぱく質が多く入っている食品
・納豆・豆腐・鶏肉・豚肉・牛乳・乳製品・マグロ(ツナ)・タコ・サバ・カツオ・いわし・シラス
こんな感じが代表例でかつ、手に入れやすい食材だと思います。
肉の分類では鶏肉、豚肉とざっくりになっていますが、もちろんささみや、ひれなど脂肪の少ない部位がいいのは言うまでもありません。
ほかの魚の場合も脂肪の量は気を使うとさらにいいと思います。
また、牛肉が入っていないと思った方もいると思います。
これには理由がありまして、牛肉は筋肉にはなりにくい種類のたんぱく質なのです。
変換されずに主にエネルギーに代わってしまいます。
それを象徴するように、減量中のボクサーには牛肉を主食(?)として食事をとっている人もいるそうです。
以上の食品を意識的に食事に取り入れることで、より効率的に筋肉をつけることができるでしょう。
たんぱく質が筋肉にいいからと言っても食べ過ぎはもちろんよくないので気を付けましょう。
炭水化物を摂取してはいけないと思っていませんか?
炭水化物の存在自体は多くの方が知っているでしょうが、筋トレ直後に摂取するべきものとして、入っているとは知られていないような気がします。
上にも記しましたが、筋肉が合成されるプロセスでは筋肉を壊さなければなりません。
筋肉を壊すにはすごいエネルギーが必要です。
したがって、筋トレ後には体の中は栄養不足になっています。
血中の糖分を使ってしまっているので、直近の体を動かすためのエネルギーをどこからか調達してこなければいけないことになります。
このとき、中性脂肪を分解してくれればいいのですが、エネルギーに代わるまでのプロセスが多く、時間がかかるため、先に筋肉が分解され、エネルギー源となります。
それを防ぐために、トレーニング後に、吸収の早い炭水化物を摂取することが重要なのです。
バナナが一番手軽でいいですが、おにぎりなどでも全然かまいません。
トレーニングした時は気にしてみて下さい。
まとめ
いかがでしたか?
それほど、厳しい食事制限などはしなくても、一品食事に取り入れるなど気を付けていれば、筋トレ効果は変わってきます。
せっかくトレーニングをしているのですから、食事に関しても意識をしてみてください!
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