TRPG楽しむために知っておくと便利な専門用語







本記事では汎用的なTRPGの専門用語について説明をしていきたいと思います。

TRPGには割と多くの専門用語がありますので、専門用語を知っているのと知らないのでは、ゲームの理解度も大きく変わってきます。

長くゲームを楽しむならばまずは専門用語について理解しているに越したことはありません。

今回はTRPG初心者の方へ向けて、専門用語で埋め尽くされた会話の中でも少しでもイメージを膨らませるお手伝いが出来ればと思います。

 

コンベンション

TPRGでは一般的にある程度の規模で開催されるイベントの事を指します。

○○コン見たいな略称になっているイベントなども見かけるので調べる際の検索ワードとして覚えておくと良いと思います。

 

セッション

ゲームを初めて、終えるまでの1回の区切りを意味します。

  • 実際に集まってプレイすることをオフセ(オフラインセッション)
  • ネット上で行われるセッションをオンセ(オンラインセッション)
  • テキストベースでプレイする際はテキセ(テキストセッション)
  • 通話を交えてプレイする際はボイセ(ボイスセッション)

など

スケジュールを組む時はよく使われる単語になります。

 

キャンペーン

複数のセッションを通して、一つの大きな物語に繋げていくシナリオを意味します。

固定のメンバーでキャラクターを引き継いでプレイする事が多いと思います。

時には半年近くかけて行う事もありますので、ちゃんと継続して参加出来るかは予め確認しておくとトラブルを防げますよ。

 

システム

ゲームシステムの略で、基本的な判定のルール、世界観などを表します。TRPGはシステムによって遊び方が多岐に渡ります。

例えば

  • ファンタジーがやってみたい。
  • SFとかスチームパンクの様な世界観が好き。
  • ディストピアで理不尽な展開が大好物。
  • とにかくロールプレイングを徹底的に楽しみたい。
  • ガチガチの手に汗握る戦闘がやりたい。
  • ゾンビドラマ見たいなパニックを再現したい。

など、これらを実現できるいろいろなシステムのTRPGがあります。

探せばきっと自分に最適なゲームが見つかります。

 

ゲームマスター

ゲームマスターはGMと略す事が多いです。

シナリオの管理、場面状況の描写、NPCの演出・行動管理、イベントの発生。

TPRGではゲームの進行役として参加するプレイヤーになります。

システムによってはキーパー、DD、レフリー、ネクロマンサー、ウルトラバイオレット様、ドラクルなど沢山の名称があります。

 

プレイヤー

PLと略すことが多いです。ゲームを遊ぶ人です。

 

サプリメント(サプリ)

基本のルールを補完する新規ルールや世界設定などのデータを意味します。

時にはサプリの導入によってゲームのバランスが大きく変わることもあります。

同じセッションでは環境を整える事が一般的です。

キャラクターを作成する際には、どの本のデータを参照すればよいか、GMに一言確認を取っておくと良いと思います。

 

キャラクターメイキング(キャラメイク)

これは普段からゲームに慣れ親しんでいる方には馴染み深い言葉ですかね?

ただ、TRPGにおいてはキャラクターの容姿や能力だけではなく、年齢・職業・生い立ちなどゲームによって求められるものは異なりますが、自分がどんなキャラクターなのかを明確にしてロールプレイングをする必要があります。

細かく自分で設定を練り上げるのも良いですが、ダイスに任せて決まった設定から妄想を膨らませる方が私は新しい発想を思いつけるので好きだったりします。

 

サンプルキャラクター

すぐにゲームを初められるよう公式が用意しているキャラクターです。

慣れない内は自分で1から作らずに使用してみるとゲームの全体感が分かると思います。

と言うのも専門用語が飛び交うルールブックを読み始めたばかりでは、中々使う場面を想像出来ないのではないでしょうか?

また、カッコいいから覚えさせた!など遊び心は大切ですが、何も出来ないキャラクターになってしまうと気まずいものです。

 

ビルド

こちらもゲームでは良く使われる単語になりますね。一般的にそのキャラクターの得意分野の方向性を意味します。

コンピューターゲームならば、複数のキャラクターを自分で動かしますが、TRPGでは基本1人1キャラクターでゲームを勧めます。

シナリオの中では様々な判定を求められ、助け合いながらゲームを進めます。

そんな中で支援のスペシャリストばかり集まって、攻撃する人がいない!中々無いとは思いますが、ある程度はバランス良く作らないと、始まる前からゲームによってはクリア出来ない状況になっている事も…。

シナリオによっては推奨される技能や特技などもあるので、ここら辺に気を使いながら自分好みのキャラクターを作れるようになってきて、中級者になれてきたかな?と自分は感じました。

 

クリティカル

システムの判定に依存しますがダイスで珍しい目を出した大成功の事です。

基本的にはボーナスが付き、普段より多くの情報を引き出せたり、戦闘で有利な状況を作る事が出来ます。

たった1回のクリティカルで大きくゲームが動くこともあります。この瞬間の興奮はTRPGをやっている中でも最高のシチュエーションですね!

 

ファンブル

クリティカルとは逆に大失敗の事になります。

同じ珍しい出目ではあるはずですが、これもゲームが盛り上がる場面だと思います。

もう勝った!そんな状況から一転、地獄に叩き落とされるのもまた一興。

GMの場合は、この状況から以下に盛り上げ、アドリブを効かせる事が出来るかも腕の見せどころではないでしょうか?

 

ハンドアウト

プレイヤーに配布される行動指針と言った所でしょうか?

PC1、PC2、PC3と主人公的なポジションから、主人公を支えるヒロイン・親友、主人公を導く指導者などシナリオに合わせてプレイヤーにどんな役割を演じて欲しいかを指示するものでもあります。

 

ダブルハンドアウト

ハンドアウトが表の顔ならば、ダブルハンドアウトはプレイヤーの裏の顔。

こちらは基本的に他のプレイヤーには配られず、各プレイヤーが持つ本当の目的だったり、秘密を配布する事を指します。

特にPvPを重視したゲームなどにもちいられたり、秘密裏に自分だけのクリア条件などが設定され他のプレイヤーを出し抜いたりするシステムに使われています。

 

ルーニー

シナリオの趣旨を無視して、受けを狙った行動を強引に推し進めようとするプレイヤーの事です。

もちろん良い結果になる事もありますが、複数人で遊ぶゲームでは取り返しの付かない事になる事もあります。

一般的には困ったプレイヤーに対して使われる言葉です。

よく耳にする言葉でもあるのですが、場を盛り上げようとした行動かもしれません。

親しい方以外には使わない方が無難だと思います。

 

マンチキン(マンチ)

基本的に自分が有利になるように無理やりGMやPLを丸め込めようとする行為です。

元々は「オズの魔法使い」に登場する小人が由来になっています。

上記の様な自分本位のPLを「洋マンチ」と呼ぶ一方で「和マンチ」と言った言葉もあります。

和マンチはルールの穴を突いた高度なプレイングでシナリオやシステムそのものを破壊する様な行為になります。

ただ、これはルールを読み込んだからこそ出来る技で、ベテランゲーマー的な意味合いも含んでいます。

 

最後に

解説を踏まえると少しボリュームが出てしまいましたが、知らない単語はどれくらいあったでしょうか?

実は私が初めた頃は、ルールブックとサプリの違いが分からず、同じゲームの話をしている筈なのに、ピントがずれた事ばかりを聞いてしまっていた時期もありました。

また、PvP寄りのシステムが自分にはスリルがあって好きになりやすいのですが、ダブルハンドアウトと言う言葉を知らず、このゲームを進められたけど何でだろう?みたいな事も…。

 

長くプレイしていくとシステム特有の用語、昔から愛されている名物NPCの様なものも多いですが、今回は汎用的な用語をまとめさせてもらいました。

細かい部分までまとめだすと切りがないですが、周りが盛り上がっていると、質問しづらくて、何となく雰囲気でわかっているつもりになっている事ってありませんか?

そんな場面を少しでも埋められたら良いなと思います。










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