夏の季節、暑さで汗をかくことが多い人は汗と一緒に塩分も排出することになります。
汗で失ってしまった塩分やミネラルを摂取するには、塩分の吸収をも助けるブドウ糖も同時に必要になりますが、梅干しはその2成分を同時に摂取出来ます。
汗をかいた後の塩分補給のためにも梅干しはまさに理想的な食べ物と言えるのです。
梅干しの酸っぱさの成分はクエン酸です。クエン酸は、暑さで疲れた身体を元気にしてくれる成分でもあります。
梅干しは、レモンの5~6倍のクエン酸を含有しており、疲労物質である乳酸分解を助ける意味から疲れの予防にはもちろん、汗をかきやすい季節の健康維持にも大変役立ちます。
今回は、そんな梅干しパワーを料理にも生かすべく、代表的な梅干し料理をご紹介いたします。
《生サンマの梅焼き》
材料(2人分)
- サンマ…2尾
- 梅干し…2個
- きゅうり…1本
作り方
- サンマは半分に切り、内臓を取り除きます。
- お腹の中までよく水洗いをして、水気はしっかりとふきとります。
- 梅干しは種を取り除いて、果肉を包丁でさっとたたきます。
- サンマに梅肉を塗り、高温に熱したオーブンで12~13分こんがりと焼きます。
- そして、きゅうりをすりおろして水気を軽く切ってサンマに添えます。
《梅風味の吸い物》
材料(2人分)
- 木綿豆腐…1丁
- こんにゃく…1/2枚
- ニンジン…1/2本
- シメジ…お好み
- 長ネギ…お好み
- ゴマ油…大さじ2
- だし汁…2カップ
- 調味料A…酒、みりん、しょうゆ各大さじ2を合わせておく
- 梅干し…2個
作り方
- 豆腐は手でつぶしてザルに入れて水切りし、こんにゃくは一口大にちぎって下茹でします。
- ニンジンは乱切りに、シメジは、石づきを切り取って手でほぐし、長ネギは小口知りにします。
- 鍋にゴマ油を熱し、豆腐を炒めます。
- 水気がとんだらニンジンを始めとして加えて炒めて、だし汁を注いで煮たて、中火にします。
- そして、梅干しを大きくちぎって加え、種も入れます。
- 5~6分静かに煮てニンジンが煮えたら、シメジを加えてさらに調味料のAを入れてひと煮立ちしたら出来上がりです。
《イカとレンコンの梅酢和え》
材料(2人分)
- イカ…1杯
- レンコン…60g
- きゅうり…1/2本
- お酢…大さじ1
- 砂糖…小さじ1
- ごま油…小さじ1
- 梅干し…2個
作り方
- イカは足と内臓を取り出し、皮をむきます。
- イカの表面に7ミリ程の切りこみを入れて短冊に切って茹でます。
- きゅうりの皮を剥き、薄い小口切りにします。
- レンコンは薄い半月切りにして、水にさらした後さっと茹でます。
- 梅干しの種を取り除いて果肉をたたいてペースト状にしてお酢、砂糖と混ぜます。
- 梅のペーストとイカ、レンコン、きゅうりをごま油で和えて出来上がりです!
《梅肉ピラフ》
材料(2人分)
- むきエビ…100g
- マッシュルーム…6個
- 生シイタケ…3枚
- 梅干し…2個
- ご飯…300g
- バター…大さじ1
- コショウ…少々
- グリーンピース…大さじ2
作り方
- むきエビは背ワタを取り、半分に切ります。
- マッシュルームは縦に薄く切って、生シイタケも軸を切り取り除くて薄く切ります。
- 梅干しは、種を取り除いて小さくちぎります。
- フライパンにバターを溶かしてむきエビを炒め、火が通ったらマッシュルームとシイタケを加えてさっと炒めます。
- 次にご飯と梅干しを加えてほぐし炒め、全体がハラリとしてなじんできたならばコショウを振り、グリーンピースを加えて出来上がりです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
気温が高く、食欲が湧きにくい季節を健康に過ごしていただくには、梅干しを上手に活用してみて下さい。
夏バテで胃腸の消化吸収が低下している時には、あの梅干しの酸っぱさは胃酸の分泌を促して食欲増進につながりますよね。
食欲が湧かなくて何も食べられないという方は、梅干しを細かく刻んで、お米と一緒に炊いてみましょう。
うっすらとピンク色に染まったご飯に、さわやかな梅干しの香りが食欲をそそりますよ。
汗をかいた後や食欲があまりない時には梅干しを利用した料理を是非ともおすすめします。
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