ヨガで正しい姿勢を手に入れるにはどうしたらよいか







今日、姿勢を美しくするためのトレーニングや、姿勢のサポート製品がどんどん開発されていますね。

確かに、常に凛とした姿勢でいることは誰もが羨むことでしょう。

そして、ヨガに通うきっかけの一つとして「猫背をなおしたい」「身体の歪みをなおしたい」という人はけっして少なくありません。

しかし、多くの人が意識している「正しい姿勢」には大きな落とし穴があるのです。

今回はヨガを通じて正しい姿勢についてお話します。

 

実は奥が深い!シンプルな「山のポーズ」

ヨガのレッスンで必ずと言っていいほどやるのが、山のポーズ。

その場でただ立つというシンプルなポーズですが、シンプルすぎてなんの意味や効果があるのかいまいち分からない人はたくさんいらっしゃると思います。

ヨガを始めたばかりの私もそうでした。

しかし、このシンプルな山のポーズこそが正しい姿勢作りの大事な基礎となるのです。

 

「気をつけ」=正しい姿勢ではなかった

 

山のポーズをしているときに、「真っ直ぐたってみましょう」という声かけをよく耳にします。

しかし、この声かけをされると多くの人が、幼稚園や小学校などの団体行動で教わった「気をつけ」の姿勢になります。

実はこの気をつけの姿勢が落とし穴になってしまうのです。

 

なぜそれが落とし穴なのでしょうか。

 

私自信も幼少期からバレエやダンスを習っていたので、ずっとその姿勢が正しいものだと思っていました。

レッスン以外の日常でも常にその姿勢でいなさいと、親からも注意をうけていました。

かなり姿勢に気をつける環境で育ちましたが、それでも、腰痛になってしまったのです。

正しい姿勢をしていたのに、なぜ?

 

答えは簡単です。それは本当に正しい姿勢ではなかったからなのです。

 

では、何が悪かったのでしょうか。

 

実はあなたも?無意識に気をつけの姿勢

 

私が今まで正しい姿勢でないものを「気をつけ」という表現で書いてきましたが、なかには「さすがに自分は気をつけみたいに立っていないでしょ」と思われる方もいらっしゃると思います。

 

そこで、一度「気をつけ」の形をおさらいしてみましょう。

  • 胸を張る
  • 肩を後ろに引く
  • 重心が踵にかかる
  • 腰を反らせる
  • 顎があがる

 

上記のことを一度やってみてください。

 

どうでしょうか、立派な気をつけの姿勢になったことでしょう。

そして、もしこの姿勢を常にしているとしたら、とてもしんどいことだと思いませんか?

 

特に「自分は猫背」と思われている方にとっては、とても良い姿勢に感じられることだと思います。

しかし、見栄えはいいのですが、残念ながらこれは正しい姿勢とは言えないのです。

また、先ほど気をつけをしているつもりがない方も、上記のことがひとつでも当てはまれば、それは正しくない姿勢「気をつけ」の形になってしまっている可能性が高いのです。

 

正しい姿勢のつくりかた

「気をつけ」が正しい姿勢でないとすると、どういった形が正しい姿勢になるのでしょうか。

一言でいうとそれは、「骨盤を立てる」ことなのです。

これができたら90%は正しい姿勢の形に近づくでしょう。

 

上記の「気をつけ」の形は主に上半身の緊張を高める姿勢になります。

「気をつけ」の形がしんどいのはまさにここがポイントになります。

上半身の緊張が高まりますと、主に肩に力が入り、血流が悪くなります。

これでは多くの日本人の悩みである肩こりの原因の一つになってしまいますね。さらに腰を反らしてしまえば、腰痛の原因に。

 

せっかくヨガで呼吸法をとりいれているのに、肩や腰の緊張で血流が悪くなり脳への酸素の流れが悪くなってしまいます。

なので「気をつけ」をすることによって、悪循環がうまれるという残念な結果を招いてしまうのです。

 

では、「骨盤をたてる」とはどういうことなのでしょう。

 

最近では骨盤のサポート製品がよく出回っていますので、骨盤まわりについての意識をしている人は少なくないようです。

しかし、姿勢というのは自分が今まで築いてきた長年の癖や習慣によってできたものです。

猫背や反り腰を直そうと思って既製品に頼っていても、意識的に変えていかない限りは、根本的に改善されないでしょう。

なので、自身の力で骨盤を立てる努力が必要になってくるわけです。

 

ここで、その簡単な方法をご紹介します。

 

  • 壁に背中を向けて立ちます
  • 足は壁より10センチほどはなします
  • 背中を壁にもたれかけさせます
  • そのまま腰をゆっくりと壁につけます

 

たったこれだけのことで、骨盤が立った状態になります。

実際に骨盤が立った状態になると、自然に下腹部に力がはいります。

この下腹部の力こそが姿勢改善の大きな一歩となるのです。

そのまま下腹部の力を抜かずに、自身の体を横から見て、耳・肩・骨盤・足首が一直線上になれば、はい、正しい姿勢のできあがりです。

 

先ほどの「気をつけ」の姿勢に対して、肩の緊張が取れた分、腹筋に力がはいっています。

腹筋は体の中でも大きな筋肉の一つなので、腹筋を使って立つことで、体は安定し、消費エネルギー量も増えて代謝があがります。

言葉にしてしまうととても簡単なように感じますね。

実際にやってみると思ったより重心が前のほうになるので、バランスがとりにくいと思われる方、すぐに下腹部の力が抜けてしまう方はやはり、普段の正しくない姿勢からなかなかぬけだせないと思います。

ですが、山のポーズをとるときや、日常のふとした瞬間にすこしずつ意識することによって、下腹部の筋力やインナーマッスルが鍛えられ改善されていくことでしょう。

 

そして、この姿勢が意識的にできる方は、ヨガのあらゆる立ちポーズの安定も得られるようになります。

 

まとめ

今回は山のポーズと正しい姿勢についてお話しさせていただきました。

普段はあまり気にしない骨盤ですが、日常の習慣で、片足に重心をかけてしまったり、足組をして座る癖、まっすぐ立とうとして腰を反らしてしまうなど、骨盤から悪い姿勢になってしまいます。

山のように大地にしっかりと足で根をはり、堂々と立つのが山のポーズです。

なんとなくで終わってしまいがちですが、奥が深いポーズです。

 

また姿勢だけでなく、自分自身も地に足がついた人間でいれたら素敵ですよね!

ぜひ、山のポーズを通じて自信の身体の常態、姿勢、呼吸、心の常態をしっかり観察してみましょう。












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