ジャッキー・チェンといえば、超有名なアクション俳優ですよね。
派手なアクションとコミカルな演技で、これまでたくさんの映画で主演を務めてきました。
そんなジャッキー・チェンのハリウッドでの代表作が「ラッシュアワー」シリーズです。
爆笑必至のこのシリーズについて紹介します。
「ラッシュアワー」って?
香港出身のアクションスター、ジャッキー・チェン。
ハリウッドにも進出してたくさんの作品で出演・プロデュースを務めてきました。
そんなジャッキー・チェンのハリウッド代表作のひとつ「ラッシュアワー」シリーズは、ジャッキーが俳優のクリス・タッカーとコンビとなってドタバタの大事件に巻き込まれていく刑事アクションコメディです。
作中ではジャッキー・チェンお馴染みのテンポのいいアクションがくり広げられて、迫力たっぷりでどこか笑えるアクション映画となっています。
さらに、クリス・タッカーが演じるカーター刑事とのでこぼこなタッグも見どころで、いわゆる「バディもの」としても楽しめます。
ラッシュアワー(1998)
シリーズの記念すべき第1作目が、1998年に公開された「ラッシュアワー」です。
在アメリカ中国総領事の娘がマフィアに誘拐され、ジャッキー・チェン演じる香港警察のリー警部が捜査のためにロサンゼルスへとやってくることから始まるこの映画。
リー警部のサポート兼監視役として、クリス・タッカー演じるカーター刑事が彼に付くことから2人の出会いが始まります。
生真面目で責任感の強いリー警部とお調子者で考え無しのカーター刑事は最初は全く相性が合わず、一切噛み合ない2人のやり取りがまず笑えます。
シリーズの名物でもあるカーターの止まらないマシンガントークは、この第1作目の序盤から続いていきます。
そんな相性最悪だった2人ですが、「人質の救出と犯人逮捕」という目的のために少しずつ協力していきます。
カーターの斜め上な発想とリーの冷静な判断力が組み合わさって、コンビとして完成されていくのはシリーズ最初の作品ならではの見どころですね。
約20年前の作品ですが、今でも全く色褪せることなく笑って楽しめるアクション映画です。
ラッシュアワー2(2001)
1作目ではロサンゼルスで事件がくり広げられましたが、「ラッシュアワー2」ではリー警部の故郷・香港が舞台になります。
香港のアメリカ領事館で爆破テロが起き、ある香港マフィア幹部が容疑者として浮上してリーとカーターが捜査していくのがメインストーリーですが、警官として殉職したリー警部の父親の死の秘密など、よりキャラクターの内面に迫るシリアスな一面も出てきます。
その一方でカーターは相変わらず空気も読まずに動き回り、時には捜査現場を引っ掻き回し、時には意外な突破口を見つけ出すなど自由な活躍を見せてくれます。敵マフィアの拠点にうっかり1人で入り込んでしまってシャレにならないピンチに陥った時の表情は笑わずにはいられません。
真面目にやっているはずのリー警部もいつの間にかカーターのペースに巻き込まれていて、ストーリーは真剣なのに映画全体には前作にもましてゆる〜い笑える雰囲気が漂います。
ラッシュアワー3(2007)
「ラッシュアワー3」は、前作からおよそ8年ぶりに製作されたシリーズ最終作です。
ロサンゼルス、香港で事件を解決してすっかり名コンビとなったリーとカーターが、今回はフランスのパリで巨大中国マフィアの陰謀に巻き込まれていきます。
リーと因縁を持った殺し屋として登場する本作のボスキャラ・ケンジを演じたのは、ハリウッドの最前線で活躍する日本人俳優として有名な真田広之です。
「ラストサムライ」などでそのアクションを世界的に評価された彼ですが、「ラッシュアワー3」でも終盤の戦いで刀のアクションを披露してくれます。
渋くてかっこいいケンジとリーの戦いは、本作の最大の見どころです。
シリーズ3作目ということでリーとカーターの名コンビぶりも拍車がかかっていて、破天荒なカーターに真面目人間のリーが振り回される、といういつもの構図はもはや安心感があります。
1作目で誘拐された時にはまだ小学生だった総領事の娘・スーヤンが綺麗な大人の女性になって登場したこともシリーズのファンを驚かせました。
大人になったスーヤンを見たカーターの「マジかよ!」というリアクションが笑えます。
まとめ
アメリカのアクションコメディのノリとジャッキー・チェン映画のコミカルなテンポが融合した「ラッシュアワー」シリーズ。
それぞれのストーリーは繋がっていますが、「ジャッキー・チェンとクリス・タッカーが2人で頑張って事件を解決する」という展開はシリーズのどの作品から見ても楽しめると思います。
作品全体が明るい雰囲気(特にクリス・タッカーのおかげで)なので、何も考えず笑える映画を見たいとき、暗くならないアクション映画が見たいときにはぴったりの作品です。
是非一度、「ラッシュアワー」シリーズを見てみてくださいね!
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